お茶の木は、ツバキ科の永年性の常緑樹で、
東南アジアが原産地です。
昔は成木から種子を取って発芽させていましたが
発芽や生育が均一になりにくく、
雑種化しやすいなどの欠点がありました。
現在は、挿し木による繁殖を行っています。
挿し木をしてから2年で苗木になり、
肥料をやったり、剪定をしたり、
手間ひまをかけて3〜4年程しっかり育てると、
いよいよ摘み取りができる成木になります。
茶の木の経済年齢は、成木になってから
およそ23〜30年です。
この間、我が家では年に2回の茶摘みをします。
摘み方は、伝統的な手摘みの他に、ハサミ摘み、
機械摘みがあります。
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お茶はもともと亜熱帯性の作物なので、 低温に弱く乾燥を嫌います。 そこで、うねには敷きわらを敷いて、 土壌の凍結と同時に雑草の発生を防止します。 茶の木の気象災害でもっとも深刻なのが、 霜などによる寒害です。 収穫量を大きく左右するばかりでなく、 お茶の品質を著しく低下させてしまうからです。 当園では、霜害対策として防霜ファンを設置しています。 霜が降りる時、地上9メートル位の気温は 茶株のあたりより4〜5度も高いため、 この温かい空気をファンを使って吹き下ろし、 茶の株を霜から守ってくれます。 |
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ちいさな苗木を植えて、 大きく育つまで、数えきれないほどの 手間と、苦労と、時間がかかります。 長い年月をかけて育ててきたお茶の樹を、 大切に守り、後世に伝えていきたいと思いながら、 汗を流して、育て続けていっています。 |
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